11月24日、第5回フィールドワークとして羽田空港にあるJALの機体整備工場を訪問しました。
このSKY MUSEAMは1951年の会社設立以来、世界の空を切り拓いてきたJALの史料を展示しているアーカイブズエリア、運行乗務員、整備士などのスタッフの仕事内容や日常業務で使う道具を紹介する仕事紹介エリア等様々な施設から構成されています。
最初に、事前説明として航空教室を受けました。皆さん飛行機又は空港についてどれくらい知っていますか?私はほとんど無知であったため、大変驚きが多かったです。
羽田空港は埋め立てによって土地を拡大してきました。その面積は約15平方キロメートルで、これは東京ディズニーリゾートの約15倍の面積になります。JAL最大の飛行機はボーイング777であり、その重量は340トンにも上ります。これは新幹線7両分であり、大人のゾウで換算すると、85等分になります。こんなにも大きな物体が私たちを乗せて空を飛ぶなんてすごく不思議ですね。ちなみに皆さん、なぜ飛行機は空を飛べるかわかりますか?これにはベルヌーイの法則と凧揚げの原理が関係しているのだそうです。気になる人は調べてみてください。
事前説明後、SKY MUSEAMにて展示を見学しました。歴代の客室乗務員の制服や飛行機の変遷を一目で確認できる模型、さらには飛行機の誘導を実際に体験できるブースまであり、大変面白かったです。制服の試着もでき、ちょっとした機長気分を感じることもできました。機長服を着ると、だれでもかっこ良く見えるものですね。
そしてその後、いよいよ格納庫見学です。飛行機が目に入った瞬間、童心に帰ったような心境でした。男ならロマンを感じずにはいられないでしょう。格納庫には機体が2機あり、片方は天皇や政府要人がのる日本国政府専用機でした。間近で飛行機を見るとその大きさに圧倒されました。格納庫は滑走路に面しており、そこから飛行機の発着を見ることができます。実際に飛行機が空へ上っていく姿はやはりかっこよかったです。
今ではたくさんの人々が気軽に飛行機を利用しています。しかし、その裏にはたくさんの人々の支えがあるのだと改めて感じました。私たちが安心して空の旅を送れるのも一重に彼らのおかげですね。飛行機だけでなく、私たちが日常生活の中で利用しているものの裏にはそれを作る人々の努力が隠れているのかもしれないと感じました。
文責 松本昌大