今回は観光庁国際交流推進課より、河田敦弥氏をお迎えしての講演となった。本講演会のテーマは「日本のこれから~尽きることのない感動に出会える国、ニッポンをつくろう~」。島国日本の観光産業の現状、そしてこれからの観光立国としての日本のあり方等についてご講演いただいた。
河田氏は2003年から始まった訪日観光客3000万人(当時1000万人)を目指すとする「ビジット・ジャパン・キャンペーン」、そして人気アイドルグループ嵐が観光立国ナビゲーターを務める近隣アジア諸国に向けた海外プロモーションなど、観光庁をきって進めているプロジェクトを丁寧に紹介。
その上でアジアからの観光需要の大きさの実態を報告、日本国として「隣国(アジア諸国)の人々たちを観光客として呼び寄せる」「身の回りの外国人たちを増やす」ことに力を入れているとした。
また、昨今何かと影響力を持ってきている中国については、これからの日本の観光産業には中国人がキーポイントとなる見解を示し、中国人観光客を取り込むことへの重要性を説いた。河田氏は今回、観光をテーマとした講演の他にも、国家公務員についてのお話や質問にもお答えいただくなど、学生にとってもとても有意義な時間となった。
河田さん、ありがとうございました。