2011年度 第2回事前学習

日本の医療崩壊


今回の定例会では、2年生2名がコントを織り交ぜたプレゼンを、「分かりやすい医療崩壊」と題して行いました。以下が要点です。

・現在、医師の激務に対する十分な給与が支払われていない。

・地方の医師不足も問題視されている。

・モンスターペイシェント


医療崩壊とは


医療安全に対する過度な社会的要求や資料費抑制など。医療崩壊=医療費崩壊とする考え方も。

 

・今後、震災の影響でより医師が必要になるのでは?

 

医療崩壊が起きたイギリスでは

・公共医療=無料

・民間医療=有料

 

公共医療期間は、安価で、短時間、長時間待ちの状態。

民間医療機関では、行きとどいた医療の反面、高額の医療費が掛かるため、低所得者はその恩恵を受けられない。

 

今、医療崩壊といえば

・たらいまわし 

→救急で運ばれた患者さんが、受け入れを拒否される。

最大照会回数は産科患者26回、小児患者30回、重症患者49回 

 

医療機関はすでに限界にきている。医師不足、看護師不足は、他の先進国に比べ、かなり低い順位。しかも、日本は高齢化社会が進んでいるため、よりいっそう医師が必要となる。

 

 

<医師不足の原因①>

過酷な労働状況と、低賃金寝る間もなく働かなくてはいけない。医師の平均時給は11位。(1弁護士2パイロット3フジテレビ4三菱商事5電通6大学教授、、、)


<医師不足の原因②>

モンスターペイシェントの増加救急車をタクシー代わりに医療費の支払い拒否医療訴訟の増加 警察の介入50年で産婦人科母体死亡は80分の1に。しかし、その分事故をすべて医師による医療ミスと訴えられる(医師のリスク増大) 

→委縮医療への助長


全国の病院の7割以上は赤字


医療崩壊の原因とは


・最大の原因・・・医療費抑制政策  

↑医療費亡国論がきっかけとなっている。

   

医療費政策よりも、財政を優先していることが大きい。


<解決策>

医師増員、チーム医療の導入医師 現在26万人(あと14万人は必要)

…年間100人増員では追いつかない。


日本では→主治医制

アメリカ→チーム制

専門分野を担当する→負担軽減、効率的な医療


<予算の見直し>

高速設置の緊急→250万円/1台

このような無駄を医療費に回すことができるのでは。

日本の政治家→医療問題への関心は低い

アメリカ→大学の医学部教授を顧問として置いている


<国民の医療崩壊への関心> 

医療崩壊の現実をしらない国民は多い。 

1月4日は医師の日  

→日本の医療の実態を国民にアピールして行く日にしようと考えている。