9月11日、夏休み特別フィールドワークとして、東京証券取引所を訪れました。ニュースで目にすることも多い東京証券取引所についてレクチャーしていただき、参加したサークル員一同貴重な体験をすることができました。
見学ツアーでは、まずビデオで日本取引所グループ(JPX)や東京証券取引所の成り立ち、投資に関する用語について説明を受けました。代表的な株価指数である「日経平均株価」と「TOPIX」の違いや、「東証1部」「東証2部」「マザーズ」「ジャスダック」という4つの株式市場について知識を深めました。
その後、東証Arrowsを一周できる見学回廊を歩き、最後にオープンプラットフォームで記念撮影をしました。見学回廊では、東京証券取引所に関する歴史写真のパネルを閲覧したり、馴染みのあるマーケット・センターを上から眺めることができました。マーケット・センターでは、上場企業名と株価が書かれたスクリーンを間近で見ることができました。取引が成立した企業が多いほど、スクリーンの速度が加速するそうです。
施設見学の後は、社員による証券市場のレクチャーを受け、証券市場の役割について説明を受けました。証券市場は、 証券が証券会社や銀行などを介して投資家に一時取得される「発行市場」と、すでに発行された証券が投資家間で売買・流通する「流通市場」の二つの機能を持ち、投資家と上場会社を繋げる役割を果たしています。証券市場によって、投資家は資産運用をする機会が得られ、上場会社は資金を調達することが可能になります。
その後、この2年間の株式市場の動きを月ごとに見て、どのような出来事が株価の変化と関係しているか考えました。国内の出来事よりも、世界の政治情勢などから大きな影響を受けていることを実感しました。
株を運用していない限り、私たち学生にとって証券取引はあまり身近な存在ではないと思います。しかし、テレビでマーケット・センターがよく映されるためか、東京証券取引所は比較的馴染みやすいものでした。見学中もオープンプラットフォームなど、一般に向けた発信の配慮を感じました。日本は世界に比べて、所有している資産を運用している人の割合は少ないそうです。多くの人が株に関する知識を得れば、投資の活性化に貢献ができるのではないでしょうか。
文責 小嶋万里佳