2017年度 第2回フィールドワーク

伊藤千尋氏との意見交換会


 8月28日に伊藤千尋氏の事務所にて第2回フィールドワークを行いました。他愛のない話から伊藤氏のご経験、ご意見まで多岐にわたるお話を伺いました。約四時間の意見交換において、個人的に心に残っているお話を二つお伝えします。

「いま」何をすべきか


 一つ目のお話は、大学生、特にFront Runnerの中心を担う1・2年生が「いま」何をすべきかというお話です。伊藤氏によると、大学生のうちにやらなければいけないことは「自分の特性を知ること」だそうです。なぜならば、自分自身の特性を知らずに社会に出ると、将来自分が納得できることを成し得ないからです。そのためには、学生のうちに旅に出たり、新しいことにチャレンジすることが何より大切です。言い換えると、自分自身をよく理解していないことが、これから何十年と続く就労生活を意味のないものにしかねないとのことでした。このお話を伺い、学生という身分を思う存分利用して「自分はどのような人間で、何を好むのか」を今すぐに探しに行かなければと焦りを覚えました。

伊藤氏のジャーナリストとしての礼儀


 二つ目のお話は、伊藤氏のジャーナリストとしての礼儀についてのお話です。伊藤氏は取材をしたら、必ずその取材についての記事を書くと心に決めていたそうです。なぜならば、自分たちの意志を伝えるために取材を受けてくれた人々のためを思うと、記事を書かずにはいられないからだそうです。このお話を伺い、これほどまでに職業に誇りを持って働いている人はいるのだろうかと考えさせられました。伊藤氏のように自分に合った職業を見つけることが出来れば、黙々と与えられた仕事だけをこなす典型的なサラリーマンにはならないのでしょう。大学生のうちに「自分を知り」、将来は伊藤氏に負けないくらい希望に満ちた毎日を過ごそうと心に決めました。

所感


 感想を一言でまとめると、「人生は自分次第で良いようにも悪いようにも変えられる」ことを痛感した濃い一日となりました。これからも伊藤様のお言葉を胸に精進していきます。伊藤様、お忙しい中私たちのためにお時間を割いてくださりありがとうございました。

 

文責 松﨑美結